プロ野球の開幕戦がいよいよ20日後に迫ってきました。
オープン戦では各チームさまざまな結果が出ています。
昨年日本一に輝いた阪神タイガースが球団ワーストの8連敗を喫したと思えば、新庄剛志監督率いる日本ハムファイターズはオープン戦6戦無敗と連日話題となっています。
オープン戦の結果がシーズンの結果と直結するわけではないですが、開幕1軍入りに向けて選手たちがしのぎを削っています。
その中でも、DeNAベイスターズの正捕手争いが白熱しています。
今回はその中でも若手の2人の選手をピックアップしてみようと思います。
よかったら最後までお付き合いください。
DeNA正捕手争い!松尾汐恩か?山本祐大か?
DeNAの正捕手は今のところ4名の選手で争っているようです!
まずは昨年の1軍での先発出場数を振り返ってみます。
昨年、最多の52試合で先発出場したのは、山本祐大捕手。
先日の侍ジャパンにも召集され、完全試合リレーの立役者の1人として当ブログでも紹介させてもらいました。
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山本祐大選手は、球界屈指の強肩を売りにしている25歳。
昨年、東投手とのコンビで最優秀バッテリー賞を受賞されました。
東投手が試合後のお立ち台で何度も「祐大のおかげです」というセリフを連呼し、そのおかげで球団公式グッズにてタオルが販売されるなどファンの間で話題となりました。
画像出典:BAYSTORE ONLINE
山本選手に続いて、ベテランの伊藤光捕手(34)が48試合、
戸柱恭考捕手(33)が43試合と3人の捕手で出場機会を分け合った形となりました。
今年はその三つ巴の戦いに割って入る19歳が現れました。
その選手は、松尾汐恩捕手!
大阪桐蔭高校出身の2年目の選手です。
山本祐大の経歴
画像出典:横浜DeNAベイスターズ公式サイト
大阪市立泉尾北小学校時代に野球を始めると、大阪市立大正東中学校時代に大正リトルシニアの捕手として活躍。
【高校時代】
京都翔英高校への進学後は、同期の石原彪(現・楽天ゴールデンイーグルス)が捕手だったことから、外野手として活躍した。
石原とクリーンアップを組んだ3年時の夏には、第98回全国高等学校野球選手権全国大会に出場。
樟南高校との初戦で浜屋将太(現・西武ライオンズ)から安打を1本放ったものの、チームは1-9で敗れた。
プロの球団への入団を目標に、高校からの卒業後に中部学院大学への進学を予定していたため、入学前に野球部の練習へ参加。
しかし、「ここ(中部学院大学)ではNPBを目指せない」と感じたことから、入学を急遽断念したうえで高いレベルの練習環境を求めた。
その結果、2017年からベースボール・チャレンジ・リーグへ加盟したばかりの滋賀ユナイテッドベースボールクラブへ、シーズン途中の5月に入団した。
【BCリーグ・滋賀時代】
入団後にポジションを捕手に戻す。
2017年シーズンの開幕から1か月遅れての入団にもかかわらず、持ち前の強肩を武器に正捕手の座を確保し、リーグ戦56試合の出場で、打率.294、2本塁打、盗塁阻止率.448を記録した。
2017年10月26日に行われたドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから9位指名を受け、入団する。
【山本選手の特徴】
二塁への送球タイムが最速で1秒8台前半を記録するほどの強肩を、滋賀時代から高く評価されています。
また、視力が悪い(右0.3、左0.5)ため、2020年より視力が1.5に矯正されるサングラスを守備限定で導入していましたが、2021年オフにレーシック手術をしてから視力が良くなり、サングラスを着用しなくなった。
松尾 汐恩の経歴
画像出典:横浜DeNAベイスターズ公式サイト
精華町立川西小学校1年生の時に軟式野球チームの精華アトムズで野球を始め、精華町立精華中学校在学時は硬式野球のクラブチームである京田辺ボーイズでプレーし、投手と遊撃手を兼任。
DeNA同期入団の森下瑠大選手とは中学時代から対戦し、ボーイズリーグ京都府選抜ではチームメイトだった。
3年夏には、ボーイズ日本代表として世界少年野球大会に出場した。
また、野球教室で当時は東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍しており、後にDeNAでチームメイトとなる藤田一也選手から野球を教わっている。
【高校時代】
大阪桐蔭高等学校では入学当初は遊撃手だったが、1年秋の大会中にチーム事情で臨時で捕手をやったところ能力の高さを見せ、そのまま捕手へコンバートされる。
2年春には第93回選抜高等学校野球大会に出場。
同年夏の第103回全国高等学校野球選手権大会では松浦慶斗選手(現・日本ハムファイターズ)とバッテリーを組み、背番号12ながら正捕手を務めた。
3年春に出場した第94回選抜高等学校野球大会でも5試合で打率.353、2本塁打、4打点を記録して優勝に貢献。
同年夏には学校史上3度目となる春夏連覇を目指し、第104回全国高等学校野球選手権大会に出場。
聖望学園との2回戦で2打席連続本塁打を放ち、大阪桐蔭OBの平田良介さん(元中日ドラゴンズ)、森友哉選手(現オリックス)、藤原恭大選手(現・ロッテ)らに並ぶ史上10人目の甲子園大会通算5本塁打に到達した。
しかし、下関国際との準々決勝で逆転負けを喫し、春夏連覇を逃した。
大会後にはWBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され、ベストナインを受賞した。
2022年10月20日に行われたドラフト会議にて横浜DeNAベイスターズから単独1位指名を受けた。
(前身球団を含めDeNAが捕手をドラフト1位指名するのは谷繁元信さん以来34年ぶり2人目)
【松尾選手の特徴】
肩の強さとフットワークの俊敏さが光る走攻守バランスの取れた動ける捕手。
50メートル6秒2、遠投110メートル。二塁までの送球は1.80秒~1.90秒台を記録。
細身の体型ながら打撃では確実性と長打力を兼ね備え、高校通算38本塁打!
お二人とも素晴らしい選手ですが、はたしてどちらが開幕マスクを被ることになるのでしょうか。
ハイレベルな捕手のレギュラー争いになりそうですね!
まとめ
今回はDeNAの捕手争いを繰り広げている若手選手お二人についてまとめてみました。
DeNAは昨年も3位でクライマックスシリーズに進出していますし、捕手がいいチームはなかなか失点しにくいと思うので、今年も上位に上がってきそうですね!
混戦模様が予想されるセリーグの戦いに期待しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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